カナダのユーコン準州にある小さな町ヘインズ・ジャンクションで、子どもたちが安心してマウンテンバイクの技術を磨くことができる新しい「バイクスキルパーク」が、8月6日に待望の正式オープンを迎えます。約13万7000ドルの助成金と、何年にもわたる地域ボランティアのたゆまぬ努力によって実現したこのパークは、地元の子どもたちの成長と安全を温かく見守る素敵なスポットとなっています。
学校のすぐ裏手にある安全な遊び場と広がるコース
新しいパークは、地元の学校の裏手にある約2エーカー(約8000平方メートル)の敷地に造られました。子どもたちが危険な幹線道路を渡ることなく放課後に安全にアクセスできる場所として選ばれており、建設中からすでに、登下校途中の子どもたちが立ち寄る人気の集いの場となっています。
パークの整備は2つの段階に分けて進められてきました。昨年の第1期工事では、木製の細い一本橋やシーソー、小さなジャンプ台など、初心者が木の板や不整地に慣れるための基本的なエリアが作られました。そして今年の第2期工事では、小さな子ども向けのランバイク用周回コースやパンプトラック、さらに一歩進んだ技術に挑戦できる長めのコースが追加され、幅広い年代が楽しめる工夫が凝らされています。
故郷への恩送りと未来へつなぐ技術の継承
このプロジェクトの設計と建設を中心となって担ったのは、まさにこの町で自転車に乗りながら育ったトレイルビルダーのクリストファー・リッチーさんです。自身が子ども時代を過ごした大切な地域社会へ恩返しがしたいという思いから、昨年に引き続いて今夏も町へ戻り、熱心にコース作りに励んできました。
Trail builder Christopher Ritchie said he returned to Haines Junction this summer to build the second phase of the project after constructing the first set of features last year.
トレイルビルダーのクリストファー・リッチー氏は、昨年の最初のコース建設に続き、プロジェクトの第2期を施工するために今夏ヘインズ・ジャンクションへ戻ってきたと語りました。
出典: Bike skills park set to open Aug. 6 in Haines Junction after $137K grant | Yukon News
建設現場では、地元の若者2名が雇用され、リッチーさんと一緒に作業をしながらトレイル建設の技術を学びました。これは単にパークを造るだけでなく、将来的に地域の手でコースを点検・維持し、必要に応じて拡大していけるようにという温かい配慮によるものです。
地域がひとつになって育む自転車文化
パークの建設には、草刈りや敷地の整備を手伝った多くのボランティアをはじめ、森林火災対策の作業を通じて協力した隊員たち、さらには資材の搬送を担った地元の事業者など、町全体の力が集結しました。作業中も多くの住民が立ち止まり、完成を心待ちにする温かい会話が交わされていました。
この取り組みを推進してきた地域グループ「ペダル・ジャンクション」は、今後隔週でのライディングイベントや青少年向けプログラムの開催も計画しています。オープン日となる8月6日にはバーベキューなどのコミュニティ集会が開かれる予定で、町じゅうの笑顔と歓声とともに、新しい絆の拠点が動き出します。