米サウスカロライナ州で30年以上にわたり、地域の動物に関する緊急トラブルを解決してきた男性が、自らの大切な家族である愛犬の失踪という試練に見舞われました。18日間にわたる必死の捜索と地域社会の温かい協力により、奇跡的な再会を果たしたエピソードが人々の心を温めています。
「スネーク・チェイサー(蛇追い)」の愛称で親しまれているラッセル・キャベンダーさんは、長年グランド・ストランド地域で動物の救助やトラブル対応を行ってきました。しかし7月4日の独立記念日、大きな花火の音に驚いた生後8ヶ月のボーダーコリー「メイベル」ちゃんが、サウスカロライナ州ロングスにある自宅の開きっぱなしのドアから飛び出して姿を消してしまいました。
愛犬を捜すため、キャベンダーさんは保護施設や警察へ連絡するとともに、SNSでの拡散や1,000ドルの謝礼金を掲げたチラシを作成して配布しました。目撃情報があったファストフード店の駐車場を1時間探したり、似た毛色の犬の誤報に一喜一憂したりする日々が続きました。さらに同時期に家族の病気も重なり、思うように捜索時間を取れないもどかしさと戦いながらも、彼は諦めることなく探せる限りの手を尽くしました。
地域の人々との助け合いが手繰り寄せた再会
事件から18日が過ぎた頃、キャベンダーさんは近隣のコンビニエンスストアに新しいチラシを配って回りました。すると、州境を越えたノースカロライナ州テーバーシティに住む女性から電話がかかってきました。女性は初め迷い犬だと思って保護していましたが、チラシを見て自分が預かっている犬がメイベルちゃんだと気づいたのです。
"A lady called and said, 'I think I have your dog,'" Cavender said. "I asked if she has a pink collar and she said yes, then she sent me a picture and I lost it."
「女性から『あなたの犬を預かっているかもしれません』と電話がありました。ピンクの首輪をしているか尋ねるとそうだと答え、写真を送ってくれた瞬間、感極まってしまいました」とキャベンダーさんは語りました。
出典: Myrtle Beach area's Snake Chaser reunites with lost dog
実は失踪した当夜、別の人物がメイベルちゃんを見つけてこの女性に保護を頼んでいたのですが、女性がそのエリアを再び訪れたのがまさに電話をかけた日でした。7月22日に行われた再会の場では、キャベンダーさんだけでなくメイベルちゃんも感涙にむせぶような声をあげて喜びを表現しました。大切に世話をしてくれていた女性は懸賞金の受け取りを遠慮しようとしましたが、感謝の念に堪えないキャベンダーさんは無理にでも受け取ってもらったそうです。
"I had to make her take the reward," he said. "She didn't want to, but I made her."
「彼女に謝礼金を受け取ってもらわなければなりませんでした。本人は嫌がりましたが、押し切って受け取ってもらったんです」と彼は明かしています。
出典: Myrtle Beach area's Snake Chaser reunites with lost dog
長年の地域貢献に応えたあたたかいコミュニティの輪
メイベルちゃんが無事に帰宅したことをキャベンダーさんがSNSで報告すると、わずか6時間で1,500件以上の「いいね」と300件を超える祝福のコメントが寄せられました。「10年以上前にコウモリ退治をしてもらった」と思い出を語るフォロワーなど、普段から地域のために力を尽くしてきたキャベンダーさんを支えようと、多くの人々が投稿の共有や情報提供に協力していました。
長年にわたり動物たちの緊急トラブルを解決し、人々に安心を届けてきた男性が困ったとき、今度は地域の人々が手を差し伸べて愛犬との絆を取り戻す手助けをしました。18日間の長い離脱を経て戻ってきたメイベルちゃんとともに、街には再び穏やかな笑顔が広がっています。